「人は、なぜ他人を変えようとするのだろう?」
そんなことを、横浜で美容室に行った帰り道に考えていました。
人が他人を変えようとする理由には、大きく分けて二つのパターンがあると思っています。
一つ目は、純粋に相手のことを思う気持ちから。
「こうした方が、この人はもっと生きやすくなるのではないか」
そんな思いやりから、相手に変わってほしいと願うことです。
二つ目は、自分にとって都合の良い形に相手を変えようとすること。
自分の価値観に合わせてほしい。
自分の思いどおりに動いてほしい。
そんな気持ちから、相手に変化を求めることです。
こうして文章にすると、その違いは明確に見えます。
しかし、実際にはそれほど単純ではありません。
なぜなら、人は自分自身がどちらの気持ちで行動しているのか、案外わかっていないこともあるからです。
相手のためだと思っていても、そこには自分の都合が混ざっているかもしれない。
反対に、自分の希望を伝えることが、結果として相手のためになることもあるでしょう。
では、その違いはどこにあるのでしょうか。
私は、そこに「愛」があるかどうかが大切なのだと思います。
そして、その愛は、相手の意思を尊重できるかどうかに表れるのではないでしょうか。
たとえ自分が良いと思うことでも、相手が同じように思うとは限りません。
それでも相手の選択を尊重できるなら、そこには思いやりがあるように感じます。
一方で、自分にとって都合の良い方向へ相手を変えようとすれば、たとえ本人が気づかなくても、その姿勢は周囲に伝わることがあると思います。
そして、気づかないうちに自分自身の信用を失ってしまうこともあるのかもしれません。
もちろん、人が人に変化を求めること自体が悪いわけではありません。
時には、誰かの言葉が人生を変えるきっかけになることもあります。
ただ、誰かを変えたいと思った時には、一度自分自身に問いかけてみたいものです。
「私は、なぜこの人に変わってほしいのだろう?」
それは本当に相手のためなのか。
それとも、自分のためなのか。
そして何より、相手が変わらないという選択をした時、その意思を尊重できるのか。
人を変えようとする前に、まずは自分自身の心と向き合ってみる。
そんなことも、大切なのかもしれません。
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